漫画 monoを読んでみて感じた魅力

葉武野ミミサネ（ブログネーム）の感想・評価

【1巻感想】くせになるゆるさ。ストーリー、キャラ、どれもゆるい。

ゆるいノリで笑えて癒されました。思いの外するりと1巻読破。写真を題材にした作品ってことで、ちょっと意識高めなのかなーみたいな覚悟していたんですよ。でも、まったくそんなことないですね。読みやすいです。写真撮影のきっかけもそれほど深い動機ってわけでもないし、肩に力を入れず楽しんでいる様子に終始和みっぱなしです。面白そうなモノに手をつけてみて、それにフットワーク軽く乗っかる人が出てきて、もっと楽しくなっていくみたいな理想的な好循環。幸せな時間に溢れています。この空気感、堪りません。

あのパノラマ写真の不思議な感覚は、絵にするとこんな感じになるんですね。
出てくるのはカメラといってもパノラマカメラやアクションカメラといったガジェット好きが好みそうなタイプのモノ。いまひとつ魅力がわからずにいたのですが、この作品を通してなんとなく掴めました。広角レンズで撮った写真を模したかのような絵は、眺めるだけでも新鮮味がありますね。